暖房で乾燥がひどくて、窓を開けて寝た。起きると雪が降っていた。今年二度目だと思う。
雪が降るのは嬉しい。当たり前に雪が降る地域に住む人からすると、何を浮かれているんだと思われるのかもしれないけど、やっぱり嬉しい。特別な感じがする。昼間はしばらく止んでいたけど、夕方頃にまた降っていた。少し積もってるみたいだ。
今日は朝起きて、風呂に入って、少し仕事をして、お菓子を食べながら映画を三本観た、なんでもない日だった。ぼーっとしているくらいなら映画でも観ようって思って観始めたら、あっという間に時間が過ぎてしまった。散歩もしたかったし、作りたいものもあったのに、本当にあっという間に一日が過ぎた。
こんなふうに明日も明後日も、あっという間に過ぎていってしまうんだろうと思うと、なんとも言えない遣る瀬無さに襲われる。何かやらなきゃっていう焦りが常にあるんだけど、まあ、今日は雪が降ったし、特別な日なんだろうということで、焦る必要はないと自分に言い聞かせる日にした。明日やろうと言っていたらいつまで経っても出来やしないという考えと、明日やろうでいいじゃないかという考えがぶつかり合って、今日の試合はやさしいほうが勝者となった。
いろんなことを明日の自分に任せたので、明日の自分はいろいろやってくれるんじゃないかと思っている。明日の自分に任せるのも、それなりの理由があるのだ。それなりの信頼があるのだ。僕は明日の自分はきっと本当にすげえやつなんだと信じている。だから明日の自分が何をやり遂げてもまったく驚かないし、明日の自分が何もしなくてもそれは意味のあることなんだと信じて疑わない。彼には才能があるのだ。
人任せにし過ぎるのはよくないので、明日の自分が存分に力を発揮してくれるように、今日の僕はたくさんお菓子を食べてたっぷり寝て、英気を養おうと思う。
頑張れ、明日の僕。