永遠を数えている隙間のない生活
永遠を数えている
隙間のない生活
今日が始まった日
今日が始まった日
寝ても起きても見た夢を忘れる
寝ても起きても
見た夢を忘れる
わたし発メモ帳経由あなた行き
わたし発
メモ帳経由
あなた行き
余命百年と宣告され呑気に暮らしている
余命百年と宣告され
呑気に暮らしている
削られる鉛筆が痛そうに見えて字になれば絵になればいいわけでもなし
削られる鉛筆が
痛そうに見えて
字になれば絵になれば
いいわけでもなし
あとちょっとでシンメトリー「大丈夫」それらしくどちらかに傾いて
あとちょっとでシンメトリー
「大丈夫」
それらしくどちらかに傾いて
わたしとあなた素因数分解すればどんなことも
わたしとあなた
素因数分解すれば
どんなことも
新しい響きを探している
新しい響きを探している
踏み出す時には出る足よりも残る足に力が要るね
踏み出す時には
出る足よりも
残る足に
力が要るね
詩を笑う人がいた詩にされたことも知らずに
詩を笑う人がいた
詩にされたことも知らずに
誰かの地平線歩いている
誰かの地平線
歩いている
首を長くして宇宙まであなたが見えるなら待つこともなく
首を長くして宇宙まで
あなたが見えるなら
待つこともなく
時は進む命を愛せるように
時は進む
命を愛せるように
本日は富士晴れなり
本日は富士晴れなり
幽霊や宇宙人はいないのに愛や心はある人たち
幽霊や宇宙人はいないのに
愛や心はある人たち
生まれながらにして泣く才能のあった僕たち
生まれながらにして
泣く才能のあった僕たち
大晦日春借りて団欒
大晦日
春借りて団欒
満腹の人工うなぎが線路ゆく
満腹の人工うなぎが線路ゆく
修正液の飛び散ったような空
修正液の飛び散ったような空
こちらは雪ですあなたとの距離を知る
こちらは雪です
あなたとの距離を知る

理解されないこともまた私であるということ
理解されないこともまた
私であるということ
屁で進む車群
屁で進む車群
想いが赤子なら言葉はその泣き声か
想いが赤子なら
言葉はその泣き声か